物件探し

新築住宅の内覧会はどこをチェックするの?引き渡し前に欠陥住宅を見破る方法

新築住宅を購入したら、引き渡し前に内覧会があるのを知っていますか?

戸建もマンションも新築物件の引き渡し前に内覧会を行い、契約通りに家が建っているか?施工不良や不具合がないか雑な工事がされていないか買主が自らチェックできる機会です。

この内覧会を問題なく終えると引き渡し、残金の支払いになるため家を購入した買主にとってはとても重要なイベントになります。

この内覧会で施工不良や不具合、契約との相違を指摘しなかった場合には後から対応してもらえない場合もあるため、しっかりチェックをして是正・補修をしてもらいましょう。

内覧会って何をするの?

内覧会って何をするのか初めてだと全然わからないですよね?

単純に言って完成した建物と設備についての説明と施工不良がないかの完成検査が内覧会の内容になるようです。

時間の制限など言われる場合もあるようですが、見落としがあった場合に自費で補修しなくてはいけいない場合も発生してしまうため、全ての部屋を十分にチェックするため最低でも2時間は確保しておいた方が良さそうです。

戸建の場合は外構部のチェックも必要なためもっと時間が必要ですね。

内覧会の完成検査ではどんな点をチェックするの?

マンションの場合も戸建の場合も部屋の隅々までチェックをします。床、壁、天井から可動部分が全て動くかまで入念にチェックをします。

屋外 基礎、外壁、屋根、軒裏、雨樋、バルコニー、外構、玄関ポーチ、隣地境界
床下 基礎、土台・床組み
屋根裏 断熱材
玄関 玄関扉、下駄箱、玄関収納、
室内階段 階段、壁、天井
リビング・ダイニング・台所・洗面室・トイレ・居室・廊下 床、巾木、壁、天井、扉、サッシ、収納
台所 収納、吊戸棚、シンク、流し台、食洗機、換気扇
洗面室 収納、シンク、洗面台、換気扇
浴室 床、壁、天井、扉、サッシ、排水、天井点検口
トイレ設備 便器、便座、換気扇、排水
和室 畳、壁、天井、障子、サッシ、襖まわり、押入れ
住宅設備全般 給排水設備、電気設備、メーター、床暖房など

指摘事項があれば遠慮なく指摘しますが、口頭ではなくその場で補修内容を記載してお互いに保管しておくと後々補修漏れなどのトラブルが少ないようです。

また、スマホのカメラ等で指摘箇所を撮影しておいて、補修完了のチェックの際に確認できるようにしておくようにしましょう。

でも、これだけを住宅の専門家でもない私たちがどこまで見落としなくチェックができるか、大きな買い物なだけに少し不安ですよね。

内覧会に専門家の同行を以来するサービスも

中古物件などでホームインスペクション検査を受けている会社では、内覧会の完成検査に一級建築士が同行してお家の状態を一緒に確認してくれるサービスもあります。

別途お金が掛かってしまいますが、引渡し後にトラブルになってしまうよりも、専門家に見えてもらえる方が良いかと個人的には思います。

1回の同行で費用は約5万円程度なので、安心料だと思えば安い費用ではないでしょうか。