物件探し

コロナウィルス不況とオリンピック後は不動産価格が下落!?住宅の購入はどうしたらいいの?

新型コロナウィルスの感染拡大で経済への影響が深刻化している中で、家を購入しようとする動きも鈍っているのではないでしょうか?

私もこのコロナウィルスの感染拡大が落ち着いてから住宅を購入しようと考えている一人なのですが、調べてみるとコロナウィルスの要因以外にも今後マンションや戸建物件が大きく下落すると予想する専門家が多くいることを知りました。

人生で一番大きな買い物になる住宅購入で失敗しない為に入念に調べてみる必要がありそうです。

過去5年間で東京の不動産は上昇

オリンピック特需に湧いた旅行業や航空機産業、一部の地域では不動産価格も大幅に上昇して東京23区では過去5年間で20%以上も不動産価格が上昇しています。

それにつられるかたちで、東京近郊の一部地域では不動産価格が上昇しているようで、私が住宅の購入を検討している千葉、神奈川、埼玉の東京近郊の地域いわゆるベットタウンの住宅価格も上昇しているようです。

では、この先住宅価格が上昇するのかというと経済的な状況や他の要因も含めて住宅価格が大きく変化すると予想できそうです。

住宅価格を下げる要因

2020年以降住宅価格を下げる要因が多く、専門家の間でも不動産価格の暴落が予想されています。実際に考えられる要因にはどんなものがあるのでしょうか?

消費増税の影響

2019年10月に消費税が10%に引き上げられました。それにより住宅購入の駆け込み需要がったようですが、増税後には不動産需要は落ち込んでいるようです。

実際に新築マンションや戸建の売れ行きは供給が過多となっている状況で、今後もこの状況は一定機関続く見通しになっているそうです。

すでに、中古マンションや中古戸建の販売は昨年12月時点で3ヶ月連続で減少傾向となっているようです。

レインズデータライブラリー

オリンピック後の不動産不況

これは、前々から言われているのですが、オリンピック開催を契機に再開発をしたマンションや晴海フラッグ(分譲住宅4145戸)が一気に市場に放出されることにより、周辺の住宅価格が下落するというものです。

晴海フラッグ

既に住宅需要が減少しているところに、さらに供給されるわけですから需要が大きく伸びない限りは価格が下がるのは当然ですね。

不動産投資への融資の引き締め

ニュースでも話題になったスルガ銀行などの不正融資問題やフラット35を悪用した不動産投資問題などで、金融機関からの不動産融資は引き締めが起きるとの見方が広がっています。

不動産融資問題では実際に派遣社員や年収が300万円程度ほどの人まで高額な融資が行われていた状況のようで、今後はこういった人が不動産を気軽に購入できない状況になるようです。

年収に比べて高額なローンを組んで不動産を購入していた買いやすい状況が不動産価格の上昇を押し上げていた一因にもなっています。

オーバーローン問題

金利が安いから、銀行が融資してくれるからといって全ての人が最後まで住宅ローンを返済できるかというとそうではありません。

返済能力以上の住宅ローンを組んでしまっている人が、不動産価格が下落した場合は物件の売却価格よりローンの残債が高くなってしまうケースが最近多く発生しているようです。

不動産も売却しても残債が残ってしまうことを考えると売るに売れない状況が今後多く発生すると予想している専門家もいます。

株価が下落した6ヶ月後以降に不動産価格が下がる

年初は24,000円台だった日経平均も一時は16,000円台まで下落しその後は、18,000円台で推移している状況です。

この先どのように経済が動くか先行きが読めないなかで、コロナウィルスの拡大がすぐには収束しないことを考えると、リーマンショック以上に深刻な状況になる可能性があります。

株と違って不動産は流動性が低いため、今急激な下落にはなっていない状況でも6ヶ月先の不動産価格は下落している可能性が高いため、状況を見極める必要がありそうです。

不動産価格を押し上げる要因が今はない

今住宅ローンの金利が最低水準の状況ですが、これはここ数年変化していません。

これまでは、金利が下がったことで購入できる不動産価格が上がり、市場全体の不動産価格を押し上げてきましたが、今後は不動産価格が上昇する要因は1つも見当たらない状況です。

今すぐに買いたいと人は別ですが、今後1〜2年後の状況をよく考えて不動産の購入を検討する必要があると改めて感じます。

今備えるのはしっかりと情報収集をして、将来希望の家が帰るように備えることだと思います。